2009年02月07日

「NTN1000人削減、派遣ほぼゼロに」泣いたのは誰で、笑ったのは誰か。

6日付日経の企業面に、「NTN1000人削減、派遣ほぼゼロに」という記事があった。やっぱりという悲痛な気持ちになる。NTNは軸受け大手。製造現場で働く派遣社員1000人を3月末までにほぼゼロにするという。
派遣、特に待遇の悪い製造業の派遣禁止をうったえたのは、正義感にあふれる某厚生大臣だった。派遣を禁止すれば正社員として雇用するだろうなんて、夢でも見たんだろうか?ありっこない。なぜ、企業が派遣を大量に採用したか、わかってるよね。正社員は給料に賞与、昇給に手当、補償、年金、保険、おまけに法律で保護され解雇も難しい。その点、派遣社員なら雇用も解雇も簡単で、低賃金で保険も補償もない。経済的で便利な労働力。そんなにひどい待遇なら、禁止したらいいだって?

この不況下、政府の優しさに充ちた(?)無知は、この低賃金の人々を、失業者にして路頭に迷わせ最下層にしてしまった。企業はほほ笑む。いい時に、政府も派遣に矛先を向けてくれたものだ。そうでなければ不況下とはいえ、こうも簡単に派遣社員を大量には解雇できなかっただろう。派遣の禁止で一番泣くのが、派遣労働者自身だとなんで分かんないのかね。

政治家も官僚も、年代物の高価な置物のような時代錯誤のご老体か、苦労知らずの坊ちゃん、嬢ちゃんばっかりだから、庶民の暮しや制度なんかとんと無縁。知らないよね、日雇い派遣のひとなんか、見たこともない考えたことも。日雇い派遣禁止で多くのひとが失業して、食えなくって泣いてるなんてね。

問題のある派遣であっても、低収入でも仕事のある方がいいに決まってる。失業したら食えないんだよ。派遣を一掃するまえに、正社員との格差是正、同一労働同一賃金の徹底、派遣社員の保護を考えるのが大事でしょう。この見出し「派遣はほぼゼロ」になったから優秀企業だってかい。この企業だけで1000人も補償なしで放り出した。派遣の保護、失業者の支援がまず必要だと思うよ。

まさか、政治家と役人のみなさん、この不況下に賞与だ昇給だなんてことはありますまいねえ。率先して賃金50%カットくらいやっておられますよね。国民が泣いているときですもの。日本を最低国にしないでほしい。
posted by オバチャマ at 02:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治・社会 北から南から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

おてんば娘と、一緒にブログ覗いてます。
集中して見れません(T_T)
また、ゆっくり見させていただきますね!
ヨロシクお願いします。

失礼します。
Posted by ☆ブルドッグ☆ at 2009年02月09日 19:21
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